collectionreport

5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

tiit tokyo 2020SS

本日は岩田翔(Sho Iwata)と滝澤裕史(Hiroshi Takizawa)のデザイナーデュオが手掛けるティートトウキョウ。 今季のテーマは、かすんで見えるもの、ぼんやりしているものを意味する「Blurs」。 テーマが示す通り登場するアイテムの色が特徴的で優しげなニュア…

DISCOVERED 2020SS

本日はインスタレーション形式での発表を行ったディスカバード。 インスタレーション形式での発表ってやっぱりお伝えが難しいんですが、まあそうも言ってられないので簡単に。 発表されたのは色彩豊かなプリントTシャツや警官などが描かれたシャツなど。 そ…

YOSHIKIMONO 2020SS

本日から本格的に東京コレクションに入っていきます。 トップバッターは『伝統と革新の融合』をテーマに日本の伝統衣装である着物に新たな風を吹き込むヨシキモノ。 ヨシキモノはご存知の通りX JAPANのリーダーであるYOSHIKIが手掛ける着物にフォーカスした…

WWD連載「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 から見る東京コレクションの問題点やあれこれ

今日から東京コレクションをレポートしていくわけですが、まずはじめにWWDの連載企画である 「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音 がひじょーーーに良い連載のためご紹介です。 東京コレクションが抱える構造的な問題、開催時期を含めPRや集客などへの…

CELINE 2020SS

今日が2020SSパリコレは最後! 最後を飾るのはエディスリマンが手掛けるセリーヌ。 エディが2018年にクリエイティブディレクターに就任し今回で3回目のコレクション。 サンローラン時代とはやや違ったアプローチをしながらも、自身の根幹は変えずにコレクシ…

ALYX 2020SS

パリメンズも残すところあと2つ。 今日はアリクスです。 日本でも注目度の高いアリクス。 以前にも増して色々なショップで見かけるようになりました。 ちなみにブランド名は自身の娘さんの名前です。 コレクション全体を通してソリッドな色味のワントーンで…

DUNHILL 2020SS

本日はダンヒルです。 ダンヒルといえばスーツというイメージがやはり強いわけですが、2008年のキムジョーンズのクリエイティブディレクター就任以降はスーツ以外のウェアにも力を入れているような入れてないような。笑 春夏ということもあってか今季は比較…

PIGALLE 2020SS

本日はインスタレーション形式で発表を行ったピガールです。 ピガールは日本ではすっかり落ち着いた感はありますね。 一時期はピガールのロゴアイテムを纏っていることが一種のステータスとなっていましたが、徐々に衰退。 円山町に出来た旗艦店も今年の5月…

PAUL SMITH 2020SS

本日は日本でも広く浸透しているポールスミス。 いつも思うんですが、ポールスミスって上手いですよね。 比較的ファッショナブルな層からマス層まで広くカバーしていて、それでいてそこまでチープなブランドというイメージは付いていません。 こんな感じで上…

LUDOVIC DE SAINT SERNIN 2020SS

本日はルドヴィック・ド・サン・セルナン。 見慣れない、そして聞きなれないブランド名ですがそれもそのはず2016年に本格的にブランドをスタートさせた新鋭だからです。 しかしその2年後である2018年にはLMVH賞のファイナリストに名を連ね、確実に業界からの…

RYNSHU 2020SS

本日はパリコレ参加25年を超えるリンシュウ。 デザイナー山地正倫周は元々の本名ではありません。 元は山地正倫として活動し、その後橋本倫周と改名し2017年に山地正倫周にさらに改名しました。 改名理由は昔の日本には成長につれて改名する文化があり、それ…

KENZO 2020SS

本日はウンベルト・レオンとキャロル・リムが手掛けるラストシーズンとなるケンゾーです。 オープニングセレモニーの創始者であるウンベルトとキャロルがクリエイティブディレクターに就任以降、たしかに一大トレンドを巻き起こしたケンゾー。 今回のコレク…

CHRISTIAN DADA 2020SS

本日は日本勢の一角、クリスチャンダダ。 ホワイトマウンテニアリングと同様にパリでの発表の実績はそこそこあるのですが、イマイチ市場には浸透しきってない気もするクリスチャンダダ。 まあコンセプチュアルなブランドなのでコアなファンがしっかりついて…

LANVIN 2020SS

本日はややトレンド最前線からは遠ざかっているランバン。 2015年にアーティスティックディレクターのアルベールエルバスが退任し、続いて2018年にメンズのディレクターを務めていたルカオッセンドライバーが退任したことで一気にモード界の影響力が低下した…

OFFICINE GENERALE 2020SS

本日はオフィシンジェネラル。 オフィシンジェネラルのデザイナー、ピエール・マヨーは祖父がテイラーで父が牡蠣の養殖業者だったこともあり、美しいテーラリングにワーク、ミリタリーの要素をミックスして見せるのが特徴の1つでしたね。 今季はかなりテー…

ベストジーニスト賞って必要?

毎年少なからず話題になるベストジーニスト賞。10月15日(火)に受賞者が発表されました。 受賞者は中島裕翔、山本美月、E-girls、出川哲朗、長谷川京子、井手上漠、石橋静河、パナソニック代表取締役 専務執行役員/コネクティッドソリューションズ社 社長 樋…

HERMES 2020SS

今日から東京では楽天ファッションウィークなわけですが、こちらはまだパリコレが続きます。 今日はエルメス。 エルメスのレディースプレタポルテはマルジェラ、ゴルチェ、ルメールなど錚々たる面子がクリエイティブディレクターを務めてきましたが、実はメ…

WHITE MOUNTAINEERING 2020SS

本日は割とパリコレ参加は長いものの話題にあまり登らないホワイトマウンテニアリング。 なんでなんでしょうね。 毎シーズン良いコレクションだし、物も良い、けど話題にはあんまりならない。 日本より海外で評価されている感じなのかな。 わたしは好きでた…

HENRIK VIBSKOV 2020SS

皆様台風お気をつけください。 本日はヘンリックヴィブスコフ。 デザイナーのヘンリックヴィブスコフはファッションだけでなく、絵画や映像、音楽の制作も行い、アーティストのコラボにも積極的で世界各地の美術館、ギャラリーで展示経験があります。 コレク…

TBC 2020SS

本日もパリコレの続きを。 と思っていたらこちらのブランド、ほんとになにも情報なし。 いくら検索しても今季のルック出てこず。 ブランド情報すら見当たらず。。 出てくるのは日本のエステティック情報のみ笑 てなわけで今日はこんな感じでおしまい。 みな…

ANDREA CREWS 2020SS

本日はフランスのアンドレアクルーズ。 まだ日本では取扱店も少なく、ネットにも情報はほぼ皆無でした。 というわけで本日は簡単にお届け笑 印象としては面白いアプローチをするブランド。 少しアートっぽい配色とデザインでそこにストリート要素がミックス…

WOOYOUNGMI 2020SS

本日は日本でも比較的目にするウーヨンミ。 ウーヨンミが韓国のブランドというのは周知の通りですが、設立は88年でパリ参加は2002年~で意外と古参のブランドです。 日本では割と取り扱い多いブランドですよね。 今季はジャケットと総柄のアイテムがメインの…

オープニングセレモニー閉鎖 オンワードHDの構造改革

先日少しお伝えしましたが、今季の大幅な赤字を受けてオンワードHDが構造改革を断行するようです。 具体的にはオープニングセレモニー、フィールドドリームを閉店、また韓国法人を清算しイタリア法人の一部撤退を行うようです。 またテクノロジー分野に投資…

THOM BROWNE 2020SS

今日は毎度奇抜なコレクションでおなじみトムブラウンです。 今回のトム様もバッチリ度肝を抜いてきますね。 まず初っ端からパニエを着用した男性モデルがバレエを踊りながらコレクションが幕開けします。 その後はスポーツをモチーフにトムブラウンの独自の…

SIES MARJAN 2020SS

本日はシエスマルジャンです。 まずはブランドのプロフィールから。 デザイナーはSander Lak (サンダー・ラック)。 名門セントラルセントマーチンズを卒業の後、マークジェイコブス、フィリップリムの元で経験を積み、ドリスヴァンノッテンではデザイナーと…

LOEWE 2020SS

今日はジョナサンアンダーソンがクリエイティブを務めるロエベです。 ちなみに意外にも春夏シーズンとしては初のメンズランウェイショーなんだそうです。 今季は今までに比べるとデザイン性の高いアイテムがランウェイを席巻。 また目を惹くピンクやパープル…

オンワードの赤字 前澤氏新会社設立

今日はニュースを2つ。 アパレル大手のオンワードが決算にて約250億の赤字を計上しました。 今後数年で約600あまりの店舗を閉店する予定だそうです。 オンワードはアパレルメーカーとして最大手の一角であるわけですが、百貨店を主力にしているだけに百貨店…

NAMACHEKO 2020SS

本日は大注目ブランドナマチェコです。 ポストラフシモンズやポストミウッチャプラダとも言われ、さらにドリスヴァンノッテンやシャネルなどのデザイナーズブランドの生産を請け負う工場の目に留まりサポートも受けているというまさに業界大注目のナマチェコ…

sacai 2020SS

本日はもはや日本ブランドの中核として常に話題を呼んでいるサカイです。 先日のナイキとのコラボもかなり話題になっていましたね。 個人的にはkolor派だったりするわけですが、独創的なアイデアと可愛らしいがあるサカイは魅力的です。 コレクションはサカ…

BALMAIN HOMME 2020SS

本日はバルマンオムです。 まず今季驚くのはルックの数です。 メンズコレクションと銘打ちながらレディースも混みではありますが100を超えるルック数です。 コレクション構成としては、前半は白とシルバーを使用したどこか近未来的(宇宙っぽいというべき?)…