PAUL SMITH 2020SS
本日は日本でも広く浸透しているポールスミス。
いつも思うんですが、ポールスミスって上手いですよね。
比較的ファッショナブルな層からマス層まで広くカバーしていて、それでいてそこまでチープなブランドというイメージは付いていません。
こんな感じで上手くブランドの面子を保ちながら展開しているのは他だとラルフローレンくらいでしょうか。
テーラードの伝統的な部分を踏襲しながらも、ポップでキャッチーな柄を使用したコレクションがポールスミスらしさの1つですが、どうやら今季はそういった面は少しお休み。
柄物はあまり登場せず、カラーもペールトーンなどの落ち着いた色味がメインでした。
ポイント使いで黄色やオレンジなどのカラーも見られますが、こちらは限定的な使用にとどまっています。
また終盤にかけて茶色から黒へとメインのカラーが移り変わっていき、ラストはいい意味でポールスミスらしくない硬派なフィナーレとなりました。
メインアイテムのジャケットは三つボタンやダブルブレストのタイプがほとんどでややクラッシックな印象に。
合わせるパンツは基本的には細身ですが、一部ワイドもあり存在感を放っていました。
ポールスミスらしくはなかったですが、こういった落ち着きめのコレクションも氏が作るとなんだかいい感じですね。
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