LVMHがティファニーを買収
少し前に両者ともに買収の話が進んでいると認めていましたが、結局はティファニー側がM&Aを受け入れた形となりました。
買収額は日本円で約1兆7,700億円となる見込みです。
LVMHはウブロやタグホイヤー、ブルガリなどを傘下に収めておりこの買収によりジュエリーやウォッチ部門でさらなる存在感を示していくつもりでしょう。
またティファニー側も大手資本の参加になることでダイナミックな経営やブランディングに力を注げることでしょう。
ただ個人的にはちょっぴり残念。
というものLVMH、リシュモン、ケリングなどの大手資本がどんどん介入して、独立性のあるブランドが減っていってるから。
ゆくゆくはほとんどの名のあるブランドが資本の傘下に入らないとやっていけないなんてことにならないとよいのですが。
また傘下に入るということはビジネス的な側面が強くなるということでもあり、そのブランドのアイデンティティやものづくりへの姿勢が損なわれる可能性があります。
以前ドリスヴァンノッテンが「我々の強みは大手資本に入っていないこと。だからだれかにやることを止められることもない」というニュアンスのことをおっしゃっていたことがこの現実を如実に表しています。(残念ながらドリスヴァンノッテンもスペインのプーチ社の軍門に下っています。)
そんなことを電車内で流れるティファニーのCMを見て通勤中の車内でに思ったのでした。