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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

UNIQLOフリーマガジン 「LifeWear magazine」の衝撃

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巷で話題の「LifeWear magazine」遅ればせながらわたくしももらってきました。

「LifeWear magazine」は元「ポパイ(POPEYE)」編集長木下孝博氏が編集を担当した、世界のUNIQLOのフリーマガジンです。


まず率直にフリーマガジンかつ読み物としての最高到達点だなと。

内容としてはロサンゼルスに住む人々にフォーカスしたファッションストーリーやアンバサダーのテニスプレイヤー、ロジャーフェデラーのインタビュー、UNIQLO UやUNIQLO and JW ANDERSONの話題のコラボのルックの掲載、その他UNIQLOのフリースの変遷をたどる特集やホーチミンのトラベルガイドまで盛りだくさんです。

 

とりあえずほぼPOPEYEです。笑

ていうかPOPEYEです。笑

ちょっと洒落た一般人の生活とそのスナップとかシティガイドとかルックの見せ方とかがPOPEYEそのもの。

でもこの方が読み物としてはしっかり読み込めるし見応えがあっていいんです。

これが無料とはもう凶器です。


ところで先程から私は意識して読み物という言葉を使っています。

私が思うにこれはオシャレをアピールするルックブックではないからです。

一般的なファッションブランドはシーズンごとにルックブック、つまり今季のうちはこんな服を打ち出しますよというものを冊子にして無料で配布します。

今回のLifeWear magazineはそういういったものと一線を画し、UNIQLOという企業をブランディングするために作られたものだと考えています。

ぶっちゃけルックはどこまでいってもUNIQLOなので、単調な感じは見受けられます。(合わせ方とか見せ方はオシャレですけどね)

しかしこのマガジンはUNIQLOはこんな活動をしているというPRをするためのツールな訳で、けっしてオシャレにベクトル方向を絞っているわけではないと思います。

そいういった意味でUNIQLOが今何をしているのか、これから何をしていくのかをビジュアルではなく文章で伝える、読み物なのです。

ファッションブランドは毎シーズンこだわり満載のルックブックを作成していますが、殊ユニクロに関してはこういったストーリー性を伝える方がブランディングとしては最良な気がします。

というかこんなのできるのUNIQLOだけか。笑


ちなみに今後も春夏、秋冬と年二回の刊行予定だそうで、楽しみです。

今度ももちろん無料で頼みますよ。笑