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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

M1992 2020SS

本日はミラノコレクションからM1992をお届けします。

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M1992は日本にほとんどまだ名前が知られていないためか情報が乏しいです。

デザイナーのドリアン・ステファノ・タランティーノはミラノ出身。

2017年に「Malibu 1992」という名のファッションブランドをローンチし、前シーズンからM1992と改名、ピッティウオモでコレクションも発表しました。

今回は場所を戻してミラノをコレクションの発表の場に選んだようです。


今回のコレクションは海洋汚染に着目したコレクションだったようです。

OILと大きくグラフィックされたトップスからスタートしたコレクションはその後も海にまつわる風刺を感じるグラフィックが続々と登場します。

海洋掘削の様子をそのままプリントしたトップスや人が溺れその側から不気味に近づくサメをグラフィックに落とし込んだものなどを見事にストリートウェアに仕上げています。

その他セットアップも数多く登場します。

こちらは基本的に肩を強調したかっちりとし袖が長いというデザイのものが多く、セットアップというアイテムからも一工夫が見て取れます。

 

世界的に環境問題への意識がより高まる昨今、社会的なメッセージを込めながらもファッション性も両立させた今回のコレクションは評価されるべきものだと私は思います。


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https://www.wwdjapan.com/articles/633948