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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

Y/PROJECT 2020SS

本日もパリからY/プロジェクトをお届けします。

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Y/PROJECTはヨハン セルファティによって設立され、当初は自身の名を冠したブランドとしてスタートしましたが、2010年にY/PROJECTと名前を変更しました。

その後設立者のヨハンの逝去を受けて、グレン・マーティンスがクリエイティブディレクターに就任しました。

グレンは元々建築を学んでおり、その後アントワープ王立芸術アカデミーで学びました。

Y/PROJECTには入社僅か2年でクリエイティブディレクターとなっており今後が期待されています。


たしかにここ何年かY/PROJECTを取り扱うお店は徐々に徐々に広がっていて、それはグレンが就任してからな気がします。

現にグレンが就任してからブランドは拡大してきているそう。


コレクションは一目で飛び込んでくるようなアヴァンギャルド性はないものの、一つ一つ見ていくと微妙な違和感を感じるモードなものです。

例えば、シャツでいけば前立てが極端に湾曲しているものや、前身頃に多数の絞り施したニット、ボタンの位置をずらし既存のジャケットにはない違和感のあるボリュームを作り出したものなど、個性あるルックが並びます。

つまり服のフォルムを既存のものにとらわれず表現しており、それがアヴァンギャルド性につながってるわけです。

パンツも細身からワイドまで展開しており、変にトレンドに迎合している感がないのも好感が持てるポイント。


コレクションを見て思いましたが、取り扱いも増えているのが頷けます。

このままいけばネクストブランドだと個人的には思いました。


全ルックはこちら 

https://www.fashionsnap.com/collection/yproject/2020ss/