2020年の色は「ヒューマンレッド」日本流行色協会が発表
2019年の色は一般投票によりオレンジに決定したそうです。
2020年の色はデジタル化が進む中、人間らしさに注目し、人ならではの豊かな感情や身体の躍動感を象徴する色として選定したそうです。
どっちもピンとこないのは私だけじゃないはず。
2019年オレンジなんてそんなに目にしましたかね??
まあこうやって作為的に流行を作る努力をしていかないといけないこともファッション業界の功罪ですよね。
地球規模の環境問題が日夜ニュースで取り上げられる中、必要以上に煽って服作ってるのですから、、、
ちなみに主催している日本流行色協会は1953年に設立されており歴史は意外と長い組織です。
初めて知りました~。
D-VEC 2020SS
今日はわりと異色のディーベック。
ディーベックは釣り用品の「ダイワ(DAIWA)」を中心に商品を製造販売しているグローブライド株式会社が出がけているブランド。
釣りブランドがコレクションに出品するのはわりと珍しい。というか聞いたことはない。
ただワークマンとかも巷では流行してますし、高機能かつ低価格路線でブランディングの一環での参加かと思いきや、意外とそうではありません。
アウターは高いものだと10万円ほど、トップス、ボトムスも物にもよりますが2~3万円ほどです。
昨年の春夏に一度東京コレクションには参加経験があり、比較的本気なのだと感じます。
コレクションはいきなりレディースのモデルの登場から始まり面食らいました。
メンズ、レディース両方やるんかい。笑
モードな雰囲気を纏いながらも、アウトドアらしいディテールを配しよりタウンユースなイメージに。
マウンテンパーカやアノラックなどのザアウトドアなアイテムも多く登場しますが、それだけではなくチェスターコートやパーカーやTシャツ、時にはセットアップなどもありブランドとしての懐の深さをアピールしたコレクションでした。
色使いも前半はトーンを抑えた暗めのものでしたが、後半からはオレンジや紫さらには蛍光色などを使用していました。
思ったより悪かなかったです。笑
ただアウトドア×モードは先行しているブランドもいくつかあるので、そことどのように差をつけていけるかですね。
あとアウトドアの視点(高機能)を取り入れることは世界的に一般的になっているのでその部分の強みだけでは勝てません。
その辺りを含め知名度をどこまで上げていけるかですね。
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SHOHEI 2020SS
本日はオーストリア人デザイナーのリサ・ペックが手掛けるショーヘイ。
オーストラリア人が手掛けるのにブランド名がショーヘイ?
不思議に思って調べてみるとデザイナーリサ・ペックとともにブランドを立ち上げた恋人が山本昌平。
そこからショーヘイなんですね。おそらく。
当の山本昌平さんはCFO(最高財務責任者)なので、デザイン部分には関与していないのかな?
でもなんか自分の名前ではなく恋人の名前をブランド名にして、当の本人は立ち上げメンバーでありながらデザインをしておらず財務側にいるっていうのは不思議な感じです。
まあどうでもいいんですけどね。そんなことは。
デザインはスポーティな雰囲気が漂いながらもどこかミニマムでモードっぽさを感じるもの。
高機能な素材にこだわっていることが特徴の1つなだけあり、シンプルですが存在感があります。
そんなシンプルな中でも、ブルーやグリーンで染めたトップスはインパクトがありました。メンズ、レディース共にシンプルなパンツでスタイリングにしたり、レイヤードであえてチラ見せしてみたりと一際存在感を放っていたアイテムでした。
総じて意外と海外のデザイナーが手がけなさそうなデザインが多いと私自身は感じ、また日本人受けしそうだと思いました。
個人的には結構好きです笑
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JENNYFAX 2020SS
今回はジェニーファックス。
デザイナーのシュエ・ジェンファンは坂部三樹郎の奥さんでもあります。
私は夫婦揃ってデザイナーだとサカイとカラーを思い出しますね。
ブランドとしては普通の女の子が一歩を踏み出す勇気を後押しするような服作りを目指しており、ミキオサカベと通じるものがあります。
先のミキオサカベがとにかく「可愛らしさ」を追求したのに比べ、ジェニーファックスはデザイン性がやや高めです。
もちろんベースは女の子の可愛らしさを大切にしていますが、フリルやギャザーなどをデザインとして取り入れ、スタイリングも個性的です。
個人的に目に付いたのは足元。
女性らしい柄のスニーカーにボリュームたっぷりのフリル付きのソックスを合わせて、コーディネートのアクセントに。
タウンユースとしては難しいアイテムが多いのは事実ですが、可愛らしい洋服を作りたいというパワーを感じるコレクションでした。
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MIKIO SAKABE 2020SS
本日はちょっとお久ぶりのミキオサカベ。
デザイナーの坂部三樹郎は最近自らが表舞台に出てくるというよりは、ここのがっこうなどの教育の方面に活動の軸を置いており、コレクションは久しぶりです。
それであるがゆえに今回わざわざショーを行ったのはなにか思惑があってのことなのではないでしょうか。
ショーを見ていると少しその思惑が垣間見えた気がします。
ショーはミキオサカベ持ち前のファンシーで不思議な世界観でルックが展開されます。
女性らしさを強調したようなトップスも多々あり、いかに女性らしく可愛くできるかということを試みているように私には感じられました。
カラーも優しげなホワイトカラーをベースにしそこに可愛らしい小花柄が丁寧に配置されています。
とにかくデザイナー坂部三樹郎が可愛いと思うものを作る。そんなコレクションであったと思います。(昔からそうだけど笑)
服が売れないと叫ばれる時代。たしかに服よりも楽しいと思えることが昔に比べて増えたと思いますし、服だけが個性を主張するものではなくなりました。
ただ服を作る側がマーケットインの思考を持ちすぎて服がつまらなくなっていると私は考えてもいます。
そんなことを坂部三樹郎も感じて今一度、ストレートにファッションを楽しもう!というメッセージを送っていると私は今回感じました。
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マークジェイコブスがメンズを再開!
今回はただただ私がテンション上がったので載せます。
マークジェイコブスが約2年ぶりにメンズを再開するようです。
レディースで展開しているピーナッツのコラボアイテムが男性に売れていたことを受けて、メンズサイズでも展開を決めたようで、そのほか雑誌や画家とのコラボアイテムも発売されています。
昔からマークジェイコブスのメンズは大好きで終了してしまった時は悲しかったので、再開は朗報です!
ただ一時的なものの可能性もありますし、さらには日本には入荷しない可能性もあるので油断はできません笑
とりあえずピーナッツとのコラボは購入しないですけど、普通にメンズが再開してくれたら嬉しいです!
ただ高いからなぁ~笑
記事貼っておきます。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191209-00989181-wwdjapan-bus_all
ケリングがモンクレール買収を検討か
LVMH、リシュモンとならぶファッション業界最大手のコングロマリットのケリングが今度はモンクレール買収を検討しているそうです。
ケリング側からのコメントはありませんが、モンクレール側は現段階で具体的な案は出ていないとしながらも、話し合いについては認めています。
先のLVMHのティファニー買収の次はケリングですか、というのが個人的な感想。
またか、と。
というよりティファニー買収の動きがあったからこそのこの動きかもしれませんが。
ケリング自体はGUCCI、サンローラン、バレンシアガなどを擁しており近年は堅調に業績は推移しています。
しかし非常にGUCCIへの売り上げ依存度が高いことは指摘されています。
今回はその依存度を少しでも減らせれば、といったところでしょう。
一方モンクレールは従来の定番的なダウンに加え、最近はモンクレールジーニアスというデザイナーとの協業ラインもローンチし好評。
売り上げも右肩あがりのようです。
お互いにメリットはありそうなので、実現の可能性は十分にあると思いますが、やっぱりこれからは大手資本の傘下にならないとやっていけないとなると少し複雑な気分になります。