MIKIO SAKABE 2020SS
本日はちょっとお久ぶりのミキオサカベ。
デザイナーの坂部三樹郎は最近自らが表舞台に出てくるというよりは、ここのがっこうなどの教育の方面に活動の軸を置いており、コレクションは久しぶりです。
それであるがゆえに今回わざわざショーを行ったのはなにか思惑があってのことなのではないでしょうか。
ショーを見ていると少しその思惑が垣間見えた気がします。
ショーはミキオサカベ持ち前のファンシーで不思議な世界観でルックが展開されます。
女性らしさを強調したようなトップスも多々あり、いかに女性らしく可愛くできるかということを試みているように私には感じられました。
カラーも優しげなホワイトカラーをベースにしそこに可愛らしい小花柄が丁寧に配置されています。
とにかくデザイナー坂部三樹郎が可愛いと思うものを作る。そんなコレクションであったと思います。(昔からそうだけど笑)
服が売れないと叫ばれる時代。たしかに服よりも楽しいと思えることが昔に比べて増えたと思いますし、服だけが個性を主張するものではなくなりました。
ただ服を作る側がマーケットインの思考を持ちすぎて服がつまらなくなっていると私は考えてもいます。
そんなことを坂部三樹郎も感じて今一度、ストレートにファッションを楽しもう!というメッセージを送っていると私は今回感じました。
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