Yohji Yamamoto HOMME 2020SS
本日は日本モードの御三家の1つヨウジヤマモトです。
以前このブログでもお伝えしましたがNHKがヨウジヤマモトの特集をテレビでやっていました。
山本耀司氏が今どう考えて服と向き合い服を作っているのかを垣間見ることができ非常に良い特集でした。
それを見て感化されたからか、今までのコレクションよりも、服から力を感じるといいますか、山本耀司氏が文字通り命をかけて作っていることを感じた気がします。
近年は自らの考えや思考を実際に文字にして服にそのままプリントするという手法が採られていましたが、今季はそれはお休みです。
今季はヨウジヤマモトらしい、たっぷりとしたワイドパンツや空気感を含みドレープが美しいモードなルックが目立ちます。
しかしアイテムはただシンプルな黒ということではなく、抽象画のような少し儚げでぼんやりとしたさらにらどこか不気味なテキスタイルを使用しています。
さらに18SSでもコラボを行なった画家・内田すずめ氏 による“ばけもの画”モチーフのウェアも登場し、プリントされている不気味な女性像が見ているものをぐっと引きつけます。
また2型ですが、モノトーンではない、サックスブルーやイエローを基調とした軽快さを感じるルックがあったのは少し意外でした。
今回も「らしさ」を残しながらも氏の思考や感情、感性を表現したヨウジヤマモトのコレクションでした。
全ルックはこちら
https://www.fashionsnap.com/collection/yohji-yamamoto-homme/2020ss/