collectionreport

5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

ha-ha 2019-20FW

本日はちょっと変わったコンセプトを掲げるブランド、ハハです。

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なにがちょっと変わっているかと言いますとコンセプトというのが、ユニバーサルモードなのです。

ユニバーサルデザインは今や世の中に広く浸透していますが、たしかに服に、特にモード界にはその発想はありませんでした。

まず面食らったのはモデルがコルセットを巻いていること。

コレクションは全体を通してスポーティなモードテイストですが、コルセットが異質な雰囲気を醸し出します。

しかしそのコルセットですらデザインの一部として昇華しているのが素晴らしいところ。

今回テーマは「アシスモーション」で、動作を補助する服、車いす使用時の使いやすさを考慮した服、そして着用することで背中や腰にかかる負担を減少させる服にスポットを当てたそうです。

そしてコレクションピースは基本的にオーバーサイズなものが多く、もちろんデザインもあるのでしょうが、これは着脱を考えたものではないでしょうか。

またジップも所々についているのもそういった意味がありそうです。

またテイストをしっかりモードテイストにまとめていることも非常に興味深いです。


今回初めてハハのコレクションを拝見したのですが、モードにユニバーサルデザインを持ち込むという発想が非常にユニークだと思いました。

この発想は世界中探しても唯一無二ではないでしょうか。

と同時に全ての人が分け隔てなくファッションを楽しめるように、この発想が一般的になる世の中になって欲しいとも感じました。


全ルックはこちら

https://www.fashion-press.net/collections/silhouette/11031