RYOTA MURAKAMI 2019-20FW
本日は母と子のデザイナーデュオで話題を集めたリョウタムラカミです。
リョウタムラカミは息子の村上亮太氏、母の村上千明氏という親子でブランドを設立した珍しいブランドです。
残念ながら2017FWを最後に母の村上千明氏は関わっていませんが、その独創的な発想力やアカデミックでないが故にでてくる新しい服作りの姿勢は今も息子の村上亮太氏に引き継がれています。
まず目に飛び込んでくるのは可愛らしいんだけれども不完全な服の数々。
だらしなく伸びたニット、フロントに取り付けられてしまっているポケット、極端に袖が短いジャケット、異素材をドッキングさせたダブルブレストのコートなど自由奔放なピースが数多く登場します。
しかしあえてそれをデザインと捉えてコレクションに落とし込むのがリョウタムラカミです。
それら不完全なピースたちを全てを統一感のあるコレクション完全な形として見事に完成させて見せました。
デザイナーが「服作りは本当に大変で悪夢のようということと、ファッションは夢のようなふわふわした無責任なものでいい、という意味を込めた」と語るように、ファッションという定義の難しさと自由さを感じたコレクションでした。
全ルックはこちら
https://www.fashionsnap.com/collection/ryotamurakami/tokyo/2019-20aw/