マックイーン モードの反逆児 公開に寄せて
4月5日より映画「マックイーン モードの反逆児」が公開されました。
先の we Margielaに比べるとマックイーンという人物によりフォーカスした映画となっております。
天才と言われ続け、時代の寵児となったデザイナーは何を思い何を表現したかったのか。
また天賦の才、常人には理解できない発想の持ち主であったがゆえに抱える孤独と不安。
コレクションを年に10数回行うという常人には理解しがたい環境の中プレッシャーを抱え続け、最後は自ら命を絶つその裏側に何が起きていたのか。
マックイーンの生涯の一端を関係者のインタビューから垣間見ることができます。
また映画に登場する代表的なコレクションは今見てもセンセーショナルで独創的で奇抜で力強く見るものを惹きつけます。今のファッション業界にこれほどまでに人々の心を揺さぶるデザイナーは見当たらないです。
一つのドキュメンタリー映画としても鑑賞に耐え得る映画となっておりファッションに興味が無い方にも見ていただきたい作品に仕上がっています。
さらにマイケルナイマンの儚げで美しい音楽がこの映画の魅力を十二分に引き出していますので音楽に注目すると面白いです。