UNDERCOVER 2020SS
本日はもはや大御所、アンダーカバー。
アンダーカバーは近年ビジネス的になかなか攻勢に出ていると私は感じています。
比較的安価なMAD Storeの出店やこの年の7月には公式のオンラインショップもオープンさせていますし、アンダーカバーの勢いを感じますよね。
今改めてアンダーカバーてリバイバルでいいなと私が思っているだけかもですが笑
アンダーカバーはストリートとモードの間をデザインすることを標榜していますが、今季はかなりモードといって差し支えないコレクションでした。
真っ暗な会場に登場したのは、黒やグレー、茶色などのモードで静かな雰囲気をまとったモデルたち。
今までのポップな色使いやストリートらしさを感じるグラフィックなどの使用は今回はほとんどありません。
登場するアイテムはダブルのジャケットやコートやシャツ、カーディガンなど比較的綺麗目なアイテムが多く、ここ最近のアンダーカバーとは大きくデザインのアプローチを変えてきた印象です。
しかしただモードなトーンにして、綺麗目なアイテムにするだけで終わらないのが高橋盾氏。
例えばシャツにはエンボス加工?蜘蛛の巣のようなデザインが表現されていたり、アイテムのある一部分にレザーを使用していたり、人物の陰影をデザインとしてシャツに施していたり。
また中盤からはグラフィックを使用したデザインが目立ちます。
モチーフはアメリカの写真家のセルフポートレートからなんだそうで、影のある女性の写真が今回のショーの雰囲気ともマッチしています。
今回かなり大きくデザインの方向性を変えてきたアンダーカバー。
個人的には好きでしたが、これが受け入れられるかどうかは来年の春夏の店舗での反応次第ですね。
全ルックはこちら
https://www.fashionsnap.com/collection/undercover/mens/2020ss/