collectionreport

5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

JIL SANDER 2019-20FW

現在レディースのパリコレクションが続々と発表されていますが、こちら相変わらずメンズのパリコレクションです。本日はJIL SANDERです。

f:id:collectionreport:20190303165315j:imagef:id:collectionreport:20190303165319j:imagef:id:collectionreport:20190303165329j:imagef:id:collectionreport:20190303165335j:image

JIL SANDERらしくミニマムでありながらもラグジュアリー感があります。

f:id:collectionreport:20190303165551j:imagef:id:collectionreport:20190303165558j:imagef:id:collectionreport:20190303165608j:imagef:id:collectionreport:20190303165618j:image

ルーズシルエット、ジップ、ロゴプリント、ルークらしさも垣間見えます。

 

f:id:collectionreport:20190303165726j:imagef:id:collectionreport:20190303165731j:imagef:id:collectionreport:20190303165741j:image

現代美術のようなカラーブロックアイテムも

 

OAMCのルークメイヤーが就任し人気が再燃しているJIL SANDER

JIL SANDERの真骨頂はその徹底されたミニマリズムです。

ルークメイヤーが就任すると聞いた時はその世界観がガラリと変わると心配しましたが、杞憂でしたね。

JIL SANDERならではのミニマムで引き算の美しさに、ルークがもつラグジュアリーでモダンな感覚が見事に融合しており、ルーク就任後のここ数シーズンは非常にカッコいい。

さて今回のコレクションですが、

落ち着いたネイビーやグレー、ボルドーなどの色味を使用。

ただ決して地味ではなく、計算し尽くされた美しいシルエットから生み出されるラグジュアリーな雰囲気を纏っておりはJIL SANDERならではです。

シルエットも少しルーズなものもありますが、極端に流行に寄り添うように作られてはおらずブランドのアイデンティティを大切にしているのがみて取れます。

ルークらしさが垣間見えたのが、随所に現れるジップとJIL SANDER PARISとプリントされたアイテム。ただ大胆に強調されることはなく、ストリートの要素をさりげなく入れることであえて引き立つように設計されています。

この辺りのバランス感がルークは非常に上手いです。

また終盤のカラーブロックのアイテムも目を引きます。どこか現代美術を連想させるような配色やデザインで見るものを楽しませてくれました。

 


本当に個人的な話ですが、JIL SANDERが元々好きで、ルークが就任後その熱がさらに加速しております。笑

今後も要チェックですね!

※便宜上ルークと述べていますが、実際にはルークメイヤーとその奥さんの2人がクリエイティブを務めています。悪しからず。


全ルックはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/jil-sander/mens/2019-20aw/


ではでは