MARNI 2020SS
本日は日本でも広くその名を知られて人気があるマルニです。
ただその知名度に反してブランドの歴史を知っている方は少ないので割としっかりめにブランド説明を。
マルニは1994年、コンスエロ・カスティリオーニが設立したブランドです。
このコンスエロ・カスティリオーニは25歳の時にイタリアの有名な毛皮メーカー「CiwiFurs」の社長、ジャン・カスティリオーニと結婚します。
そして夫の会社でファッションコンサルタントをした後にファミリービジネスの一環としてマルニを設立します。
初めは独立したブランドではなく、また毛皮と革製品のみを取り扱っていました。
1999年に独立し、トータルブランドとしての道を歩みだします。
その後は順調にビジネスを拡大していましたが、2016年コンスエロ・カスティリオーニがクリエイティブディレクターを辞任し、プラダなどでキャリアを積んだフランチェスコ・リッソが就任。フランチェスコ・リッソ就任以降は様々な評価が聞かれ、マルニは今岐路に立っていると言えます。
今回のコレクションも男性デザイナーが作るアートっぽく、とくに物珍しさもない印象のピースが並びます。従来のマルニらしさを感じないのでわたくし個人は今のマルニにはピンときてない派です。マルニの特徴はなんといっても女性の目線で作られる温もりを感じながらも茶目っ気が効いたあの可愛らしさだと思っています。
今のマルニはそういった側面が少なく、初めこそこういうマルニもありかなぁと思っていたものの、消費者レベルでは年々購入したいと思うものが減っています。
やっぱり前みたいな可愛さが欲しいなぁ~
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