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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

KOCHÉ 2019-20FW

本日はクチュールをプレタポルテに持ち込んだと称される今話題沸騰中のコシェです。

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原宿の路上ランウェイから早2年、またコシェが東京の地に帰ってきました。

コシェはデザイナー、クリステル・コシェールによってスタートし、コンセプトは「着られるクチュール=COUTURE TO WEAR」です。

2014年に設立し、設立直後から業界で話題になり、今や一番注目度の高いブランドの一つと言っても良いでしょう。

その魅力はなんと言っても、クリステル氏が今までのキャリアで培ったクチュールの繊細さをストリートウェアで表現することです。

本来クチュールではドレスなどを作るのですが、コシェはこれをジャージなどストリートウェアに落とし込みコレクションピースを製作しています。

いわば今までなかった全く新しいジャンルと言っても過言ではなく、私自身も初めてみたときは衝撃的でした。

またショーのやり方や場所も独特で、2年前東京でランウェイを行ったときは原宿の路上でゲリラ的に行われたり、パリでも大きな駅の中をジャックして行われたりと奇抜な発表でも話題を事欠きません。この辺りはマルタンマルジェラを感じるのは私だけでしょうか。


さて東京で行われてたコレクションですが、先日のパリコレで発表されたものの一部と、このために日本で製作されたピース計51型を披露しました。

発表されたのは得意のクチュールの技術を使いながらも大胆な色使いや素材感で得意とするストリートの雰囲気たっぷりのアイテム達。ストリートウェアのトップスにクチュールの代名詞であるレースのパンツを合わせるなどコシェにしか作り出せないスタイリングなどはやはり唯一無二です。

一方でドレスのようなクチュールならではのものも登場しました。

そしてとりわけ注目を浴びたのは日本が誇るコンテンツ、ポケットモンスターピカチュウを実写化した映画「名探偵ピカチュウ」とのコラボアイテム。

大胆に「PIKACHU」とロゴが入ったものから黄色を基調とした暗にピカチュウとのコラボを彷彿とさせるものまで登場して観客を楽しませました。


コシェのように世界で注目を集めるブランドが東京の地でコレクションを発表してくれるのは嬉しい限りです!


全ルックはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/koche/tokyo/2019-20aw/