collectionreport

5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

AURALEE インスタレーション

本日は先日パリでコレクションを発表したAURALEEのトークセッションについてです。

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今回東京コレクションではランウェイやプロダクトの発表ではなく「FASHION PRIZE OF TOKYO」受賞デザイナーに選出され先日パリコレにてランウェイを発表し、デザイナー岩井良太氏が感じたことや今後のことについて語るというトークイベントみたいなものでした。

トークをするのはデザイナー岩井良太氏とPRIZEの選出人の1人である小木"Poggy"基史氏とファッションフォトグラファーシトウレイ氏です。

一応公式スケジュールの一環なのでレポートを。

そしてパリコレで発表されたランウェイとトークの動画は下にURL貼っておきますのでみていただくとして、ここでは動画を見て要点と個人的に感じたことを書いていきます。


まずトークから感じるのは岩井氏の素材へのこだわりです。

糸から徹底的にこだわり産地にも赴き文字通り素材から服を作っているという自信と自負を言葉の端々から感じましたし、何度も強調しておられました。究極的にはセレクトショップでたくさんの服がハンギングされている中でも一目で素材感からオーラリーのものと分かるようなものを作りたいと言っていたことから岩井氏の並々ならぬ情熱を感じます。

ただその一方で自分の立ち位置を冷静にもみていると感じることもできました。岩井氏の言葉で「オーラリーはショーで映えるようなブランドではないことは僕を含めここにいる方も感じていると思いますが」と発言しており、

自分のブランドを第三者の立場から見ることができていると感じました。

そしてその後に「直営店オープンに伴い、服だけでなくブランドの空気感、世界観を演出すること、服単体ではないことをやりたかったし、チャレンジもしていきたかった」と続き、今回「FASHION PRIZE OF TOKYO」の応募に踏み切ったんだそうです。

またパリコレに参加して感じたことはパリに行くと大きくても小さくてもラグジュアリーブランドでもカジュアルブランドでも対等の扱いになるためその中で勝負するためには強みの素材感、落ち感、色味、シルエットだけではダメと言っておりプラスαが必要だと強く感じたんだそうです。


まだまだたくさんの内容を語っていたので是非動画を見てみてください!

そして次の6月の春夏コレクションも「FASHION PRIZE OF TOKYO」の支援でパリコレで発表をします。

頑張ってほしいですね!!


P.S.

アマゾンがスポンサーを降りたのでこうしたプロジェクトも無くなる可能性があるのは本当に悲しいです。


動画はこちら

https://amazonfashionweektokyo.com/jp/sp/brands/detail/auralee/


パリコレで発表されたものはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/auralee/2019-20aw/