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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

ETRO 2020SS

本日はペイズリー柄といえばここ、エトロです。

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エトロの始まりは創業者のジンモ・エトロが68年インドのカシミール・ショールの紋様を自身の手で再現すべく、ミラノにてテキスタイルメーカーとして会社を設立したことに端を発します。

設立後は順調にテキスタイルメーカーとして評価を高めていき、1981年エトロの代名詞とも言えるペイズリー柄をあしらった生地や家具、カーテンを発表し、製品に「ETRO」というブランド名をつけます。

その後はネクタイ、ショール、小物類を加えたのアクセサリー分野にも進出、89年に香水を発表、さらにメンズ・ウィメンズウェアを含めたトータルブランドに成長します。

97年にはミラノでコレクションも発表し、一躍コレクションブランドの仲間入りをします。

デザイナーやクリエイティブディレクターは家族が歴任しており、家族経営を行なっているブランドでもあります。


ポンチョやフリンジをあしらったアイテムが登場する今期は民族衣装的な雰囲気が漂うコレクション。もともとエトロのペイズリー柄もインドの織物の柄からインスピレーションを受けたと言われているためオリエンタルな要素を持つブランドですからね。

そこにゆったりとしたシルエットとエトロにしか創れない独自の柄、それが掛け合わさって唯一無二の世界観を作っています。

基本的には民族衣装のようなフォークロアなルックが並びますが、そんな中なぜかスターウォーズをモチーフにしたアイテムが散見しています。

これは今年の12月にスターウォーズの新三部作が完結することを記念して作られたアイテムなんだそうです。

フォークロアな雰囲気に若干異質とも言えるこのアイテムが逆にアクセントになってコレクションに遊び心をプラスしていました。


全ルックはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/etro/mens/2020ss/