SAINT LAURENT 2020SS
本日からリゾートコレクションからメンズ春夏コレクションに入ります。
一発目はアンソニー・ヴァカレロが手がけるサンローラン。
今回サンローランはニューヨークを離れての発表となり、その場所はLAのセレブが集まるマリブビーチで行われました。
コレクションはエディスリマンが作り上げたロックテイストをぶらすことなく貫いています。
シャープなシルエット、反骨を示すかのようなスタイリング、そこにボヘミアテイストが加わり、やはりロックというものが今のサンローランには大切なものということを改めて認識させられます。
しかし一方では後半にはたっぷりとしたワイドパンツなども登場し、今までは無いようなシルエットを描くルックも登場しました。
エディスリマン時にはなかった、抜け感や空気感が孕むことによりガチガチのロックテイストという雰囲気から、もう一歩踏み込んだコレクションになっており、ヴァカレロのバランス感覚が光っていると感じます。
また随所に散りばめられた小物も魅力的で、手元を飾るアクセサリーやロックには欠かせないハットやサングラス、その他存在感のあるバックルがついたベルトなどが登場しました。
2016年にエディスリマン退任後、その後を継いだヴァカレロ。
随分エディスリマンが描いたサンローラン像からヴァカレロが描くサンローラン像へと変化してきましたね。
従来のロックテイストは残しつつこれからヴァカレロがどのようなサンローラン像を今後描くのか楽しみです。
全ルックはこちら
https://www.fashionsnap.com/collection/saint-laurent/mens/2020ss/