東京コレクション2019-20秋冬 総括 その1
コレクションレポートでは公式スケジュールに参加した全51ブランド全てご紹介してきました。
その中で感じたことなどをつらつら書いていこうというのが今回です。
しばしお付き合い下さい。
まずはじめにこちらのブログでもお伝えしたように今回を最後にAmazonがパートナーから離れます。
これは非常に日本ファッション業界にとって痛手であります。
AmazonがスポンサーになりAT TOKYOなどの試みや海外に発表の場を移しているブランドのカムバック(支援含め)などもあり明らかに全スポンサーのメルセデスベンツの時より盛り上がりが出ていました。
まず今後の東京コレクションはどこへ向かうのか一つ心配ではあります。
コレクション全体的には伝統あるパリや他の四大コレクションに比べるとその知名度はまだまだではありますが、東京コレクションは独自の路線を進んでいます。
ここまでモード、ストリートなど多種多様なバックグラウンドを持ったコレクションというのは珍しい。
参加ブランドも世界で戦っているブランドからまだまだ無名の駆け出しのブランドまで幅広く受け入れ、日本のファッションという概念やカルチャーを押し上げている気がします。
ただ一方ブランドによってはコンセプチュアルになりすぎてファッションの枠を超えていたり(ここの線引きは難しいですが)、どこへアプローチしていくのかがよく見えないブランド、コンセプトがよく似たブランドなどもちらほら見受けられます。
そういうのもひっくるめて東京コレクションと言われればそれまでですが、今後東京コレクションはどんな形であれ、立ち位置をしっかりさせる必要があるかと思います。
パリをはじめとする四大コレクションは未だにトレンドの誕生の場であります。
そこを東京コレクションは目指すのか、はたまた違うポジションを確立していくのか。
個人的には後者などの変化球的立ち位置になるかと思ってます。
兎にも角にもAmazonがスポンサーを離れたことをキッカケに見直す必要があるかもしれません。
と長々と語りましたが、今回も非常に楽しいコレクションでした。
訳あってランウェイには行けませんでしたが、コレクション期間は速報を見て楽しませてもらいました。
また次に期待ですね!
明日は私の独断と偏見による東京コレクションに参加したいくつかのブランドの感想についてお届けします。