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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

HIROKO KOSHINO 2019-20FW

本日はコシノ三姉妹の長女小篠弘子氏が手掛けるヒロココシノです。

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コシノ三姉妹とは日本の女性デザイナーの先駆け的存在の小篠綾子氏の娘3人のことを指します。

ちなみに小篠綾子氏はNHK連続テレビ小説カーネーション」のモデルとなった人物として近年注目されました。

今回レポートする小篠弘子氏は長女で、おそらく最も有名であろう小篠順子氏が次女、小篠美智子氏が三女で、3人とも世界的なファッションデザイナーなんですね。

その中で今回のヒロココシノはビジネス的には最も成功していると言って良いのではないでしょうか。

その理由はなんといってもライセンスですね。

コシノヒロコのハンカチやタオルを、財布なんかを百貨店でよく見ますよね。あれは正式にはコシノヒロコは関わっていなくてブランドをメーカーに貸してるんですね。

これは日本ではあるあるのブランド経営の仕方で、まあそれが良いか悪いかは置いといて、ブランドの知名度を活かしてビジネスとしても上手にやっている印象ですね。

コレクションは前半は比較的色を抑えたシックな雰囲気からスタート。

そこからだんだんと複雑なパターン、眼を惹く柄物、大胆なデザインが登場し、まるで現代美術のような雰囲気になってきます。

そして終盤には色柄を抑え、黒に統一されていきエレガントなフィナーレを迎えます。

やはりコレクションを見て感じたのは、既存の洋服というベースを大切にした上で自らの色を出していくある意味本来の洋服作りをしているということです。

最近は、特に東京コレクションはそれは洋服?というブランドも増えてきています。

個人的にはそれもファッションだと思うので良いのですが、コシノヒロコなどの古参のブランドはやはり安定感があるということですね。


全ルックはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/hiroko-koshino/2019-20aw/