collectionreport

5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

メットガラ 2019の前に

今年もこの季節がやって参りました。

ファッション界のレッドカーペットやファッション界のアカデミー賞と呼ばれ、世界中のセレブがテーマに沿った服装で出席するメットガラ。

本日はその基本的な知識と今年のテーマをご紹介します!

f:id:collectionreport:20190508170205j:imagef:id:collectionreport:20190508165742j:imagef:id:collectionreport:20190508165746j:imagef:id:collectionreport:20190508165753j:imagef:id:collectionreport:20190508165757j:imagef:id:collectionreport:20190508170346j:image

こちらは2018年のメットガラ テーマは「カトリック

 

メットガラはあの「プラダを着た悪魔」のモデルにもなった「VOGUE 」の編集長アナウィンターが主催するファッションの祭典です。

そもそもメットガラのメットとは、MET=メトロポリタン美術館で、

そのメトロポリタン美術館の衣装研究所(コスチューム・インスティチュート)が開催する展覧会のオープニングイベントがメットガラです。

ガラはあまり触れられませんが、フランス語で「祭典」を意味するようで、文字通りファッションの祭典ということなんですね。

ただ単なるファッションの祭典と言うわけではなく、メトロポリタン美術館の衣装研究所の運営資金を稼ぐということを主の目的としており、華やかな話題とは裏腹にアカデミックな側面も実は持っています。

そしてメットガラには毎年テーマが設けられており、そのテーマに沿った展覧会になることはもちろん出席者もそのテーマの意図を汲み取りメットガラに臨みます。

出席者には世界的なスターやセレブが名を連ねますが、招待されるかどうかはズバリ、アナウィンター次第。

招待の基準は全てアナウィンターが決めていると言われており、いくらスターでも出席できるかどうかはアナウィンターにかかっているのです。


先にもあげましたがメットガラには毎年テーマが設定されており、今年のテーマは「Camp(キャンプ)」です。

アメリカ人女性作家のスーザン・ソンタグが1964年に刊行したエッセイ『Notes on “Camp”(ノーツ・オン・“キャンプ”)』から着想を得たそうで、すこし簡潔にいうと不自然で人工的、あるいは誇張されたものを好むあり方を意味します。

アウトドアのキャンプは一切関係ありませんので、ご注意を笑

そんなテーマに世界的スターやセレブはどんな格好で挑んでくるのか。

明日はそのあたりをお伝えします。

f:id:collectionreport:20190508165841j:image
ちなみに2015年開催のメットガラに迫った映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」というものが上映されています。

すでにDVDで出ていますので、興味ある方は是非。