DIOR 2020SS
今日はキムジョーンズがアーティスティックを務めるディオールです。
キムジョーンズにアーティスティックディレクターが変わってから、ディオールは随分と雰囲気が変わりました。
エディスリマン、クリスヴァンアッシュがモダンでスタイリッシュなデザインだったのに対し、キムジョーンズはそれまでなかった可愛らしさや愛らしさ、そこにデザイン性を持ち込んだと思っています。
従来のファンからは賛否あるんでしょうけど、少なくともディオールは新しい境地を切り開くことが出来たのではないでしょうか。
今季はペールトーンを基調とした優しげなルックが数多く登場。
シンプルなルックがメインではありながら特徴的なグラフィックや、細かなプリントデザイン、RIMOWAとのコラボケースなど目が行くところがたくさんあります。
ただ、ややシンプルすぎるかなと。
カラーパレットのバリエーションが少ないので一層そう見えるというのはありますが、ヴィトン時代シュプリームとのコラボを主導し、一大センセーションを巻き起こしたインパクトを考えると、もう少し暴れてほしいのが本音。
ファーストコレクションのBEEをカウズとコラボさせたアイコンなんかはデザイン性も話題性もバッチリでしたし、キムジョーンズにはそういうのを期待してしまいます。
とはいえ見ていて美しいし、洗練された素晴らしいコレクションなんですけどね。
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