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5大コレクションを中心としたコレクションレポートと個人的な見解を書いていきます。

NEGLECT ADULT PATiENTS 2019-20FW

本日はBiSやBiSHのアイドルプロデューサー、渡辺淳之介氏が手掛けるネグレクトアダルトペイシェンツ。

前シーズンの東コレでは奇抜なショーで観客の度肝を抜きましたが、今回もその姿勢は変わりません。

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ブランドディレクターの渡辺淳之介は、過激なプロモーション活動でも知られるアイドルグループBiSの仕掛け人でもあり、その渡辺氏が大人になりきれずに大人になってしまった後悔をテーマに作られたブランドです。

前回モデルにパンやカップ焼きそばを食べさせたままランウェイを歩かせたり、車椅子に乗って登場させるなど、煽情的な演出で話題を呼びましたが今回もそれに負けず劣らずなショーとなりました。

テーマは「“FAKE” ほぼだいたい偽物」です。

まず驚いたのは、モデル自身はコレクションの服を着ずにmodelと書いたTシャツを着用しその横に今回のコレクションピースを着せたトルソーを連れてランウェイを歩く様です。

今回出演者は全てコレクションピースを自身では身につけずトルソーを連れて歩いています。

またそのトルソーのコレクションピースをモデルが実際に身にまとい歩く様がステージのバックにある巨大なモニターに映し出されています。

これは現代では普通になっている何事も肉眼で見ずにスマートフォンや何かを通して見るようになっている現代へのアンチテーゼと感じました。

パリコレでも観客はずっとスマートフォンで撮影して、実際にランウェイを見てないことがかなり多いですからね。

コレクションピースで目につくのはジップ。

ほとんどのアイテムにジップが取り付けられ、このジップを組み合わせることで、ほかのコレクションピースとドッキングすることが可能になっています。ショー後半にかけては前半に登場したコレクションピースを左右でドッキングさせたりして今回の服の多様性を表現しています。

最後には実際にコレクションピースを身にまとったモデルが全員登場し、ランウェイは終了。またカップ焼きそばを食べている演出には笑ってしまいました。

その後デザイナー挨拶に渡辺氏はなぜかパンツ一丁で登壇。最後まで見るものを飽きさせない演出でした。


全ルックはこちら

https://www.fashionsnap.com/collection/neglect-adult-patients/2019-20aw/