Rito 2020SS
久しぶりにはなりましたが東京コレクションの続きを。今日はリト。
リトはデザイナー嶋川美也子が手掛けるブランドです。
嶋川美也子は瀧定大阪株式会社(現スタイレム株式会社)に入社し海外のハイブランドのテキスタイル企画を手がけた後、2016年にブランドを設立。
ラグジュアリーかつモードな雰囲気と独創的なシルエットが特徴的で、今ドメスティックで個人的にイチオシしているブランドでもあります。(残念ながらメンズがない、、、)
今回はブランド設立以来初のショーを開催しました。
私がリトを押す理由はなによりシルエットが美しいから。
今回もたっぷりとしたボリュームのパンツや縦長のシルエットを描くトップスやワンピースが発表されその美しさは健在、むしろより洗練されています。
また今回は春夏ということもあり繊細そうな素材が多く登場します。(というか普通に繊細だと思います)
その繊細な素材がまた美しいシルエットと合うんです。
どこか儚げで繊細でそしてシンプル、でもしっかりとした服の存在感のある服、そんなありそうでないブランドです。
とまあべた褒めですが、個人的に好みという部分も強いので悪しからず笑
メンズも作って~
全ルックはこちら
「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」展
先日訳あって熊本に行ってきまして、そのついでに熊本市現代美術館で開催中の「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」展に行ってきました。
わりと煽り文句では
「着る」とはなんなのか、その時代にあったドレスコードからファッションを読み解く、といったやや哲学的な紹介がされていましたが、実際行くとそこまで深く突っ込んだものではありませんでした。(褒めてます)
ファッションはそもそも複雑怪奇であり、そこにさらに意味を見出そうとするとすごく難しく、社会学やジェンダー論、歴史、人間の身体など多方面からの言及が不可欠になります。
今回はそんなさわりの部分に触れてもらうという企画展と言えそうです。
一個人としては、シャネル、ディオール、マルジェラ、グッチなどの有名どころから、ギャルソン、イッセイミヤケ、ジュンヤワタナベ、ヨウジヤマモトなどの日本勢、また最近のミケーレのグッチ、フェンディ、トムブラウン 、コシェ、シュプリーム×ルイヴィトンなど様々なアイテムが展示してありずーーと眺めていられそうでした笑
マネキンに多種多様なファッションピースを着せてずらりと並んだその様は一見の価値ありです。
ファッション好きな人もそうでない人も楽しめるものとなっていると思うのでぜひ行って見て欲しいですね。
また願わくば若い人がこれをきっかけにファッションに真摯に向き合う人が少しでも増えて欲しいなと思います。
2020年4月11日~6月21日の期間で東京でも開催予定ですよ~
その他、コレクション日程。
ニューヨークファッションウィーク
メンズ 未定
ほかの都市とはまた雰囲気が違うニューヨーク。まだ日程は未定のようです。
男女共催=2020年3月16日から21日
先日まで参加ブランドを募集してました。
またもや日程が微妙なのが気になります。
今回はトモコイズミ、ランドロードニューヨーク、コウザブロウなど目玉を用意できましたが秋冬はそのレベルのブランドを手配できるのでしょうか。
ピッティウォモ 97 日程
2020年01月07日から2020年01月10日
招待デザイナーはホームページによるとルークメイヤー、ルーシーメイヤーがクリエイティブディレクターを務めるジルサンダー。
ジルサンダーの勢いは止まりませんね。
ピッティウォモの招待デザイナーに招かれるのは今影響力がある証拠です。
前回はジバンシィで過去にはオフホワイト、JWアンダーソンなどが招待されています。
2020-21FW ロンドンファッションウィーク メンズ日程
パリ、ミラノに比べるとインパクトには欠けますね。
注目したいのはサリバン、イートーツ、ニコラスデイリー、ザンダーゾウあたりですかね。
カシミはデザイナーが昨年急逝するという不幸を乗り越えての参加。頑張って欲しいです。
■1/4 (土)
12:00 JORDANLUCA
14:00 Edward Crutchley
15:00 PRONOUNCE
16:00 paria /FARZANEH
17:00 Bethany Williams
18:00 JOHN LAWRENCE SULLIVAN
19:00 E. Tautz
20:00 Nicholas Daley
21:00 Charles Jeffrey LOVERBOY
■1/5 (日)
09:00 MÜNN
11:00 8ON8
PRESENTED BY 智族GQ
12:00 Chalayan
13:00 Per Götesson
14:00 Xander Zhou
15:00 Stefan Cooke
16:00 QASIMI
17:00 Astrid Andersen
18:00 WALES BONNER
19:00 ART SCHOOL
■1/6 (月)
10:00 Feng Chen Wang
11:00 Studio ALCH
2020-21FW パリファッションウィーク メンズ 日程
セリーヌは今回不参加の模様。
日本勢はファセッタズム、クリスチャンダダ(休止)、フミトガンリュウが今回は不参加のよう。ダダはともかくその2つのブランドの不参加は個人的に残念。
全体的には有名どころから若手まで揃った印象ですね。
■1/14(火)
16:30 SANKUANZ
17:30 RHUDE
18:30 CASABLANCA
19:30 PHIPPS
20:30 AMI ALEXANDRE MATTIUSSI
■1/15(水)
10:00 ÉTUDES
11:00 OFF-WHITE
12:00 HED MAYNER
13:00 JW ANDERSON
14:30 Y/PROJECT
16:00 WALTER VAN BEIRENDONCK
17:30 VALENTINO
18:30 OAMC
19:30 UNDERCOVER
21:00 RAF SIMONS
■1/16(木)
10:30 GIVENCHY
11:30 ISSEY MIYAKE MEN
12:30 RICK OWENS
13:30 SEAN SUEN
14:30 LOUIS VUITTON
15:30 ANGUS CHIANG
16:30 ROCHAS HOMME
17:30 YOHJI YAMAMOTO
19:00 DRIES VAN NOTEN
20:30 BOTTER
■1/17(金)
10:00 JUNYA WATANABE MAN
11:00 ANN DEMEULEMEESTER
12:00 JUUN.J
13:00 BERLUTI
14:00 MAISON MIHARA YASUHIRO
15:00 OFFICINE GÉNÉRALE
16:00 GMBH
17:00 COMME DES GARÇONS HOMME PLUS
18:00 DIOR HOMME
19:30 VETEMENTS
21:00 BALMAIN
■1/18(土)
11:00 NAMACHEKO
12:00 LOEWE
13:00 BODE
14:00 sacai
15:00 WOOYOUNGMI
16:00 HENRIK VIBSKOV
17:00 JACQUEMUS
18:00 TAKAHIROMIYASHITA THESOLOIST.
19:00 WHITE MOUNTAINEERING
20:00 HERMÈS
■1/19(日)
10:00 LANVIN
11:30 CRAIG GREEN
12:30 PALOMO SPAIN
13:30 DUNHILL
15:00 LUDOVIC DE SAINT SERNIN
16:00 PAUL SMITH
18:00 ACNE STUDIOS
19:00 ALYX
2020-21FW ミラノファッションウィーク メンズ 日程
各都市のコレクションの日程が発表され始めています。(変更の可能性あり)
■1/10(金)
19:00 DSQUARED2
20:30 ERMENEGILDO ZEGNA
■1/11(土)
10:00 N21
11:00 EMPORIO ARMANI
15:00 MARNI
16:00 NEIL BARRETT
18:00 MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN
■1/12(日)
10:00 NUMERO 00
11:00 SALVATORE FERRAGAMO
12:00 ETRO
14:00 MSGM
16:00 PRADA
17:00 HANKJOBENHAVN
18:30 SUNNEI
20:00 ICEBERG
■1/13(月)
10:00 FENDI
11:00 MAGLIAN
12:00 MIAORAN
14:00 FABIO QUARANTA
15:00 SPYDER
16:00 RESHAKE
17:00 GIORGIO ARMANI
18:00 A COLD WALL
■1/14(火)
9:30 ASSEGNATO
10:30 MARCO DE VINCENZO
11:30 DAVID CATALÁN
12:30 GUCCI
TAE ASHIDA 2020SS
本日はデザイナー芦田多恵が手掛けるタエアシダ。
芦田多恵は日本のプレタポルテの草分け的存在のジュンアシダを設立した芦田淳の次女です。
芦田淳亡き後のジュンアシダのブランドプロデュースも務めています。
とはいえ若手という年齢ではないので、エレガントな雰囲気を醸し出してくるんでしょ、と思っていたら意外や意外、かなりキャッチーで遊び心あるデザインでショーはスタート。
抽象画を模したカラフルな柄のトップスに目を奪われます。
そこからはエレガントなドレスやワンピースが多かったですが、どこか今っぽく、随所に柄やパターン、デザインで目を惹く部分が存在し見応えがありました。
レディースはドレスなどで上品な香りがありながら、メンズはカジュアルでややモードよりなスタイリングというバランス感も素敵でした。
正直舐めてました。すみません。
ショー全体から若々しさ、瑞々しさを感じ取ることができました。デザイナーは年齢じゃないですね。再認識。
全ルックはこちら